東京のシェアオフィスを選ぶ際の押さえておきたいポイント
公開日:2018年08月29日
最終更新日:2018年08月29日
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あちこちで見かけるようになったシェアオフィス。まだまだ数は増加傾向にあります。その一方で閉店の情報も入ってきているので、せっかく利用していたシェアオフィスが閉鎖!なんてこともないように、しっかりとシェアオフィスを選びたいものです。
東京のシェアオフィスは、それぞれの業者によって特色が異なるので、自分に合ったシェアオフィスを比較して選ぶことが大切になってきます。とはいうものの、何をどう比較すれば…と悩むかたもいるでしょう。ポイントを挙げて説明していきます。
ワークスペースが目的ごとに分かれている
いろいろな目的を持っている人が集まるシェアオフィス。作業に集中したいのか、しゃべりながらしたいのか、何かものを作りたいのか、人それぞれによって違います。その目的に応じて、ワークスペースが分かれていると、同じ空間内にほかの人がいても、仕事がしやすくなります。
ワークスペースは広く、座席数が確保されている
ワークスペースの全体的な広さも重要。座席も十分確保されているところを選びたいもの。満席だったり、スペースが狭かったりすると、居場所がなく仕事ができなくなる可能性も。ある程度大きなシェアオフィスになると利用者も多いので、さまざまな人と知り合い、交流が生まれる可能性も十分にあります。あらたな仕事につながるなんてこともあるでしょう。
アクセスしやすい立地条件
毎日にしろ、週に数回にしろ、自宅からアクセスしやすい場所を選ぶことが大切です。また、シェアオフィスから客先へも行きやすいことも考慮しましょう。特に営業などで、都内を頻繁に移動する場合は重要になります。また、シェアオフィスに招く場合のことも考えると、アクセスが良ければ、相手にも好都合になります。
駅から遠くない
アクセスがよくても、駅から遠く離れているとそれだけ時間を消費します。無駄な時間を少しでも減らすために、駅からなるべく離れていない場所を選びましょう。
分かりやすい場所
立地について分かりやすいというのも重要です。これは自分自身のためではなく、顧客やクライアントのためです。訪れる場所が分かりにくいのは、不便ですしマイナスのイメージになります。
少しでも安く抑えようと、立地が劣る方を選んで仕事を逃してしまうのは、本末転倒です。
会議室の数が種類多く用意されている
シェアオフィスでは、クライアントとの打ち合わせや会議、セミナーなどにも使うことができます。使いたい時に会議室が使えないとなると、カフェやほかの場所を見つけなくてはならなくなります。そうなってくると、シェアオフィスを借りる意味がなくなってくるので、会議室の大きさや設備などもしっかり押さえておきましょう。
会議室の様子がある程度分かるような造り
外から全く見えないというのは、完全個室はリスクが伴います。かといって、半個室だと会話の内容が漏れる、よその声が気になるなど不都合が出てくるでしょう。ある程度プライバシーを確保できて、会話が漏れないとなると、ガラス張りで中の様子が分かる会議室だと安心です。
セキュリティがしっかりしている
シェアオフィスは、他人と共有するのでセキュリティが甘くなることは避けられません。会員以外も使えるシェアオフィスになると、どんな人が利用するかわからないので、盗難といった危険性も。名前も素性もシェアオフィスが把握している会員制であることはもちろんですが、外部の人も使えるところでは、受付がしっかりしているところを選ぶと、より安心感が増しますね。
営業時間と休みが自分の都合に合っている
自分の活動と合っている営業時間のところを選びましょう。BtoBであれば、土日が休みでも問題はないでしょうが、BtoCであれば夜間や土日に活動できるところでないと意味がありません。
ビルがわかりやすい
初めて来る人には、ビルが分かりにくかったり、外観が怪しかったりすると、不安感を与えてしまいます。なるべく、確実に分かる外観で安心感を与えるところにしましょう。
家具にある程度こだわっている
使いやすく、作業しやすい家具が揃っているところを選びたいもの。特に注意したいのがイス。長時間作業しても腰に負担がかかりにくいものを使っているところがよいでしょう。
ネット回線が快適
多くのシェアオフィスでWiFiが完備されていますが、実際にどのくらいのスピードで使えるのか確認しておきましょう。いざという時のために複数回線化しているところがベスト。特にIT開発関係の利用者が多いと、回線が圧迫されてしまう可能性が高いので注意したいところです。
トイレが清潔で男女別々
小さなことかもしれませんが、やはり重要です。小規模なビルやオフィスだと、トイレが男女兼用の可能性も。そうなると使いづらいものです。また、清潔かどうかも大きなポイントです。見学の際には必ずトイレもチェックしましょう。
本業がシェアオフィス
シェアオフィスが本業なのか片手間なのかでも違ってきます。オフィススペースが空いているのでもったいないと片手間でやっているようなところは、突然移転・閉鎖という可能性があります。そうなると、いろいろなものを直さなくてはならなくなるので、お金や時間を多大に消費してしまします。本業でシェアオフィスを運営しているところは、起業支援や経営支援といった要素が強いので、そうしたところを選びましょう。
料金システム
シェアオフィスによって料金のシステムは異なります。利用時間に応じた課金(ドロップイン)なのか月額課金なのか。会員のみ利用なのか外部から利用者を受け入れるのかといった違いがあります。それらを組み合わせて分けると①月額会員制②会員のみ従量課金制③外部利用者を含めた従量課金制の3つになるでしょう。自分の利用の仕方やセキュリティ面などから考えて、合ったものを選びましょう。
必ず見学をし、実際にドロップインなどで利用してみる
インターネットでキレイそう、良さそうと安易に契約せず、実際に見学をして、実際にドロップインなどで利用してから契約しましょう。シェアオフィスといっても、自分のオフィスを借りるのと一緒です。後々のことも十分に考えて決めましょう。