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個人でも作れるセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード徹底解説

公開日:2018年05月30日
最終更新日:2019年09月04日
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セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスはインビテーションなしで、個人でも申し込めるビジネスカードです。
社歴が浅い法人でも審査に通りやすい、審査難易度がさほど高くないビジネスカードで知られています。

 

「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスのメリット

【個人・法人共通】

  • 年会費2万円
  • インビテーション不要
  • 追加カード発行可能
  • ETCカード完全無料
  • 最短3営業日発行
  • iD・QUICPay利用可能
  • 海外旅行傷害保険充実

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの年会費

本カード20,000円で、追加のカードは3,000円。一般的にプラチナカードの年会費は50,000円程度が相場なので、破格の安さです。
さらに、年間の利用額が200万円以上だと、年会費が半額の10,000円になります。月額にすると17万円程度の利用が必要ですが、法人用であれば、ハードルは相当低くなるでしょう。その点、個人でカード利用が少ない方には難しい条件になりますが、メインカードとして決済を集約すれば、クリアできる条件です。

インビテーション不要で申し込める

本家のアメックス・プラチナやダイナース・プレミアムカードなど多くのプラチナカードは、インビテーションがないと申込できません。ランク下のカードを使い続けてインビテーションが送られてくるのを待つのが一般的。
プラチナカードをすぐにでも手に入れたいと考えている方には、すぐに申込できるのでおすすめです。

追加カードの発行が可能

追加カードは家族カードのようなものです。ビジネスカードにはそもそも「家族カード」の概念はないので、追加カードを作れないビジネスカードもあります。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは最大4枚まで発行できるので、法人で利用する場合役員や従業員に持たせることも可能です。

ETCカードが完全無料

年会費、発行手数料ともに無料です。追加カードに対してもETCカードを発行できます。また、即日発行も可能なので、全国のセゾンカウンターで、即日発行・即日受け取り対応です。

最短3営業日発行

クレディセゾン発行元のセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスはセゾンシリーズの特徴である「最短3営業日発行」となります。
インターネット申込をし、審査可決メールを受信できれば、最短で3営業日後に発送してくれます。ビジネスカードは受け取りまでに時間がかかるものが多いので、大きなメリットと言えます。

iD・QUICPayが利用可能

電子マネーのiDとQUICPayが利用できます。セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスはビジネスカードでありながら、電子マネーが使える数少ないカードのひとつです。

旅行傷害保険とショッピング安心保険の内容充実

海外旅行傷害保険(自動付帯)内容は以下となっています。

担保項目 保険金額
傷害死亡・後遺障害 1億円
傷害治療費用 300万円
疾病治療費用 300万円
賠償責任 5,000万円
携行品損害 5万円(自己負担額3,000円、1品あたり10万円が限度)
救援者費用 300万円
寄託手荷物遅延費用 10万円
乗継遅延費用 3万円
出発遅延費用 3万円

国内旅行傷害保険(自動付帯)内容は以下となっています。

担保項目 保険金額
傷害死亡・後遺障害 5,000万円
入院日額 5,000円
通院日額 3,000円
手術費用 5,000円×(手術の種類により10~40倍)

ショッピング安心保険の内容は以下となっています。

補償限度額 1事故上限額 年間上限額
300万円 300万円

注意すべき点は、家族は保険の適用外ということです。一般的なプラチナカードには付帯保険に家族特約が付いていますが、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスには付いていません。

【個人向け】

  • 世界中の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パス無料発行
  • プラチナコンシェルジュサービス利用可能
  • 無期限ポイント「永久不滅ポイント」
  • SAISON MILE CLUBに無料登録(JALマイル還元率1.125%)
  • 「entrée(オントレ)」ホテルやレストラン優待
  • 「Dramatic Time!」レセプションやパーティー無料招待

世界中の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パス無料発行

プライオリティ・パスとは、世界130か国にある1,000か所以上の空港のVIPラウンジを利用できる、空港ラウンジサービス。
このパスを持っているだけで、航空券を持っていれば1日に何度もVIPラウンジを利用できます。
本来、日本円で40,000円以上の会費を払わないと所有できません。セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの年会費の元が取れ、プライオリティ・パスが無料付帯という点だけでも、海外へ行く機会が多い方には大きなメリットです。

プラチナコンシェルジュサービスが利用できる

プラチナカードにはあって、ゴールドカードにはないサービスと言えば、コンシェルジュサービスでしょう。
24時間365日いつでも、あらゆるお願いを聞いてかなえてくれます。例えば、

  • 接待で使うお店を探して予約して
  • 8時発の東京駅から大阪駅までの新幹線チケットを予約して
  • 取引先の事務所移転祝いにお花を贈って
  • 家族の誕生日のプレゼントを買って自宅に送って

など。そんなことまで頼んでもいいの?と思う些細なことから無茶ぶりまでコンシェルジュデスクが応えてくれます。

無期限ポイント「永久不滅ポイント」が貯められる

クレディセゾンが運営するポイントプログラム「永久不滅ポイント」は名前のとおり、有効期限がないポイントです。
ポイント還元率は0.5%と高くありませんが、欲しいものと交換できる可能性が高くなるので、使い勝手がいいのでは。
海外での利用時のポイント還元率は2倍の1%になるので、海外に行く機会が多い方にはうれしいメリットのひとつですね。

SAISON MILE CLUBに無料登録

SAISON MILE CLUBは、1,000円の利用につき、JALマイルが10マイル貯まるサービスです。2012年6月にほとんどのセゾンカードで終了したサービスですが、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは引き続き登録できます。
通常年間4,000円の登録費がかかりますが、費用がかかりません。
そして、2,000円の利用ごとに1ポイント貯まる永久不滅ポイントは、「200ポイント=500マイル」でJALマイルに交換できます。SAISON MILE CLUBのマイルと、交換して得られるマイルを合計すると100円の利用でJALマイル付与率1.125%です。
JALが発行している「JALカード」のマイル付与率が1%なので、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスのほうがマイル付与率の高いことがわかります。

「entrée(オントレ)」ホテルやレストラン優待

「entrée(オントレ)」とは、アメックスの提携プレミアムカード限定の優待サービスのことです。
国内ホテル特典、海外ホテル特典、ダイニング特典、スパ特典、ショッピング特典、エアライン特典
と多様な特典が受けられます。

国内ホテル特典

国内25のホテルと3つの旅館で受けられる特別優待。
ウェルカムドリンクサービス、朝食サービス、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、駐車場無料サービスなど

海外ホテル特典

世界各国のホテル(以下のホテルグループ)での優待特典。

  • MANDARIN ORIENTAL THE HOTEL GROUP
  • Small Luxury Hotels of the World
  • Worldhotels

ダイニング特典

国内の有名レストラン、料亭などで受けられる優待。

スパ特典

国内の以下のスパを優待価格で利用可能。

  • 悠 YU, THE SPA
  • スパ ベイ ウィンドー
  • カージュラジャ エステティックサロン
  • グランデスパ福岡

ショッピング特典

シェットランドフォックス 日比谷店、リーガル トーキョーで商品の配送サービスやオリジナルグッズのプレゼント、催事招待等の優待。

エアライン特典

ビジネスクラス航空券を優待料金で購入可能

【法人向け】

  • 法人設立直後でも作りやすい
  • 利用限度額の一律の制限がない
  • キャッシング機能付帯
  • 追加カードで経費を一元管理
  • 法人名義口座を引き落とし口座に指定可能
  • 支払いサイトが64日
  • ビジネス・アドバンテージ
  • 豊富なビジネスサポートサービス

法人設立直後でも作りやすい

法人カードは個人カードよりも審査難易度が高いと言われています。そんな中でも、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは審査難易度がさほど高くないために、人気のあるカードです。
一般的に法人カードの審査基準は、「設立3年以上、かつ2期連続黒字決算」と言われています。そのため、社歴が浅い法人が審査に通らない理由のひとつとも。
法人カードはビジネスで利用するために、個人よりも当然利用金額が大きくなります。また社員に渡すカードも含めると、発行枚数分だけ限度額が大きくなるわけですから、審査基準が厳しくなるのは当然と言えるでしょう。
しかし、法人を設立してすぐにクレジットカードを必要とする人も少なくないはず。
なぜ、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは審査が通りやすいのでしょう。
その理由は、法人にではなく、代表者個人の与信について審査をするからです。また、ペーパーカンパニーかどうかを判断するために、固定電話の有無も審査の基準に入ります。できれば、固定電話の回線を引いておいた方が審査には有利でしょう。

利用限度額の一律の制限がない

最初は100万円程度から利用限度額が始まり、300万円、500万円と上限額があがります。

キャッシング機能付帯

一般的にビジネスカードにはキャッシング機能が付いていません。キャッシング機能は個人の与信を見て審査するので、法人ではキャッシング枠をつけるのは難しいのです。その点、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは個人の与信が審査基準なのでキャッシング枠を付けることができます。
資金繰りではもちろん、海外での資金調達手段として、キャッシングを使えるのはいざという時に心強いですね。

追加カードで経費を一元管理

追加カードを4枚まで発行できます。法人カードとして利用する場合、追加カードの請求は本カードに一括請求され、迷彩で分けて表示されます。
経費処理を一元管理できるので便利です。
補足ですが、追加カードの機能は本カードとほぼ同様。ポイントも付与されます。違う点は、年会費が1枚あたり3,000円かかることです。

法人名義口座を引き落とし口座に指定可能

引き落とし口座を「個人名義」か「法人名義」を選ぶことができます。
法人名義口座に指定すれば、経費の管理がしやすくなり、経営の効率化につながります。ただし、法人名義の口座は代表者名も併記されている口座に限られます。

支払いサイトが64日

支払いサイトが非常に長い、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス。これはビジネスを行う上で、相当なメリットとなります。
月末締め翌々月4日払いなので、64日。支払いの猶予がここまで長いビジネスカードは他にはないでしょう。

ビジネス・アドバンテージ

優待プログラムのひとつ「ビジネス・アドバンテージ」。
ビジネスで利用する事務用品やレンタカー、ビジネス誌の購読料、宅配サービスなどを優待価格で利用できるプログラムです。

その他法人向けメリット

  • 全自動クラウド型会計ソフト「freee(フリー)」を優待価格で利用可能
  • 利用明細データのダウンロードサービス
  • 法人向け顧問弁護士サービス「リーガルプロテクト」
  • スマホ、PC対応クラウド型経費精算サービス「Staple(ステイプル)」
  • ビジネス書を要約してくれる本の要約サイト「flier(フライヤー)」を優待価格で利用可能

個人向け「セゾンプラチナ・アメックス」との違い

個人でセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスを使う場合、個人向けのセゾンプラチナ・アメックスとの違いを理解しておくと良いでしょう。

  • 年会費の優遇有無
  • 家族カードの旅行傷害保険有無
  • 手荷物配送の送料有無

の違いです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスのベースはあくまでもビジネスであること、セゾンプラチナ・アメックスは純粋に個人ようなのでビジネスに比べて有利な点があること、その違いを理解して選びましょう。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの基本情報とまとめ

特に【セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード】は、日々のビジネスの現場で欠かせないサービスを法人レートのご優待価格でご利用いただける「ビジネス・アドバンテージ」があり、経費削減の強い味方にもなります。

これから起業をお考えの方にもおすすめです!
ビジネスをサポートする機能やサービスを数多くご用意しておりますので、末永くお使いいただける1枚だと思います。

発行会社 株式会社クレディセゾン
国際ブランド アメリカン・エキスプレス
年会費 本カード:20,000円(税別)
※年会費優遇あり(200万以上の利用で半額)
利用限度額 契約者ごとに異なる
キャッシング枠 契約者ごとに異なる
支払方法 1回払い、2回払い、リボルビング払い、ボーナス一括払い、ボーナス2回払い
支払日 毎月10日締めの翌月4日お引き落とし
追加カード 3,000円(税別)
4枚まで発行可能
ETCカード 発行可(最大5枚まで発行可能)
•発行手数料無料
•年会費無料
付帯サービス ・海外旅行傷害保険(最高保障額1億円、自動付帯)
・国内旅行傷害保険(最高保障額5,000万円、自動付帯)
・航空機遅延費用補償
・プライオリティ・パス
・海外用Wi-Fi・携帯電話レンタルサービス
・手荷物無料宅配サービス
・コートお預かりサービスご優待
・海外アシスタンスデスク
・アメリカン・エキスプレス・トラベル・サービス・オフィス
・ショッピング安心保険(最高300万円)
・オンライン・プロテクション
・SAISON MILE CLUB
・アメリカン・エキスプレス・コネクト
・アメリカン・エキスプレス・セレクト
・entrée(オントレ)
・Dramatic Time!
・その他ビジネスサービス
 

 

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