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【法人カード】ITフリーランスにおすすめ!テックビズカードの特徴や審査基準を解説

公開日:2020年10月21日
最終更新日:2020年10月22日
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法人向けのカードは今や多くの種類がありますが、ITフリーランスの方に最適な法人カードをご存じですか。

2020年2月に誕生した「テックビズカード」です。フリーランスや個人事業主が使える付帯サービスが用意されたゴールドカードです。

今回は「テックビズカード」の基本情報から審査基準、メリット・デメリットを紹介します。

テックビズカードとは

基本情報

年会費   :初年度無料 2年目以降2,000円(税別)

国際ブランド:Mastercard

利用可能枠 :10万円~300万円(審査により決定)

ETCカード :年会費無料

ITフリーランス向けのゴールドカード

テックビズカードは、ITフリーランス人材事業を展開している「株式会社NKC ASIA」とクレジットカード会社「オリコ」が提携発行しているゴールドカード。オリコの法人向けゴールドカード「EX Gold for Biz」に、ITフリーランス向けの付帯サービスを充実させた法人カードです。

国際ブランドはMastercardで、電子マネー機能にMastercardコンタクトレスがついています。

申込条件

テックビズカードは、個人事業主または法人代表者であれば申込できます。法人カードは個人事業主や会社代表者である個人対象の発行なので、発行者本人の使用のみとなります。

審査基準

審査基準は非公開ですが、「提出書類が少ない」「独立したばかりの人」「副業としてフリーランスをしている人」を対象にしているため、比較的審査が通りやすいと言われています。

担保ローンの有無と年収(税込)が基準となっていると思われるため、多額の借り入れがなく安定した収入を見込めれば審査が通る可能性は高いでしょう。

審査に必要な情報

●テックビズID
テックビズカードのウェブサイトから、テックビズIDを取得します。

●氏名・生年月日・住所・電話番号
正確に記入しましょう。

●居住年数
現在の住まいの年数を記入します。

●税込みの年収
フリーランスの場合は、年間の売上額が税込みの年収となります。

●勤め先
個人事業主や法人代表者は、登録している事業所の住所や電話番号、開業年数を記入します。
会社勤めをしながら個人事業主として働いている場合は、勤務先の住所や電話番号、従業員数、継続勤務年数を記入します。

●引き落とし口座の情報
個人口座、法人口座のどちらでも設定が可能です。

●無担保ローンの有無
カードローンや消費者金融から借入の有無を記入します。
借入がある場合は、借入額の記載も必要です。

●対象者のみ所得証明書のコピー
借り入れの金額によって提出が必要になります。
対象者となる場合は、「所得証明書類送付依頼書」が送付されます。

法人カードは決算書や確定申告書類の提出が必要な場合がありますが、テックビズカードは比較的少ない情報で申し込みができます。

審査から発行

  1. テックビズIDを取得し、テックビスカード申込ページから申し込むと、審査が行われます。
  2. 審査結果はメールで届き、審査を通過したら、サイトから引き落とし口座を登録します。
  3. 1週間程度でテックビズカードが手元に届きます。

 

テックビズカードのメリット

ビジネスシーンで活用できるメリットが揃っています。

フリーランスをサポートする付帯サービス

  • クラウド会計ソフト「freee」の有料プラン割引
  • 確定申告のサポート
  • コアワーキングスペースやシェアオフィスの利用割引

といった、会計処理やコストカットをサポートするサービスが充実しています。

ポイント最大還元率が高い

テックビズカードは通常1,000円の利用で1スマイル貯まり、1.1%のポイント高還元率です。

カード利用額に応じてポイント還元率の変化やオリコモール経由でのショッピングでポイントアップなど、ポイントを貯めやすくなる方法もあります。

貯めたスマイルはオリコのポイントサービス「暮らスマイル」で、景品やギフト券の交換、Tポイントやぽんたポイントへ移行ができます。

福利厚生サービス

テックビズカードには、「ベネフィット・ステーション」がサービスとして付帯されています。

ベネフィット・ステーションは、宿泊施設や健康診断の割引、育児・介護のサポートサービスなど約140万件の優待が揃っているサービスです。

資金調達の活用

テックビズカードは、利用料金の支払い方法として「一括払い」「二回払い」「分割払い(ボーナス払い含)」「リボ払い」の4通りから選べます。

手元にまとまった資金がない場合でも、都合に合う方法で支払いが可能です。

また融資金利優遇制度が付帯されているので、通常金利よりも低く証書貸し付けやローンカードの利用もできます。

 

テックビズカードのデメリット

海外サービスに弱い

テックビズカードは、クレジットカード会社と提携ブランドが別になっている「提携カード」です。

提携カードの独自サービスが多い分、海外旅行や出張時に使えるサービスはあまり充実していません。

海外旅行損害保険やラウンジの無料利用といった基本的な付帯サービスはありますが、サービスデスクや海外旅行先との連携はしていません。

追加カード最大3枚まで

フリーランスや個人事業主のばあいは、追加カードの枚数が限られるのはマイナスにはならないかもしれませんが、法人代表者で従業員や役員に追加カードを持たせる場合は、3枚では足りない可能性があります。

しかしテックビズカードは、ETCカードを枚数分無料で発行ができるところがポイントです。

社用車を利用する場合、EICカードの支払いを同じ口座にすると会計処理を省くことができます。

 

テックビズカードの付帯サービス

テックビズカードはITフリーランス向けのカードとなるため、独自の注目したい付帯サービスがあります。

Tech Biz税務サポート

テックビズカードは月額5,000円(税別)~で利用できる「Tech Biz税務サポート」が付帯。

加入すると確定申告や記帳記入の代行、税理士相談など、資金繰りや確定申告に関する手厚いサポート受けることができます。

フリーランス向けの割引やポイント還元

個人事業主やフリーランスが利用するサービスを中心に割引やポイント還元を用意。

  • バックオフィスサービス:「クラウドサイン」利用金額に応じて最大2%のポイント還元
  • ワークスペース:指定のコアワーキングスペースなどの割引やポイント還元
  • スキルアップサービス:指定のオンラインスクールや学校に通うことで割引やポイント還元
  • ライフスタイルサービス:指定サービスの割引やポイント還元

 

web明細発行

テックビズカードはweb明細を採用しているため、オンラインでいつでも確認可能です。

明細書の管理が楽になり、常に最新の支出状況を把握できるため、資金繰りや計画が立てやすくなります。

 

テックビズカードの申込はこちらから

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