個人起業.net|個人事業主・起業に必要なことなど体験記をまとめました。

起業する時のおすすめビジネススタイルのひとつ「ストックビジネス」を紹介

起業する時のおすすめビジネススタイルのひとつ「ストックビジネス」を紹介

公開日:2018年04月12日
最終更新日:2018年04月12日
3340 views

独立起業を行う際、起業するのは、手続きなどもどんどん簡単になっていってますが、起業し、その生活を維持していくことは簡単ではありません。せっかく起業するなら、できるだけ成功しやすい方法を取りたいものです。そこでご紹介したいのは、起業する際、様々なビジネス方法の中で、おすすめ業種のひとつ「ストックビジネス」の仕組みや内容をご紹介します。

「フロービジネス」と「ストックビジネス」

独立起業を行う際、どのような内容で収益を上げていくか、戦略が必要になります。その中でもビジネススタイルは重要であり、この方面の事業は今、人気だからといった理由や自身のやりたいことを優先するのはわかりますが、それらばかりを意識していると、成功することは難しいことになるかもしれません。

様々な業種は主に「フロービジネス」と「ストックビジネス」に分けられます。それぞれどのような内容かを紹介してまいります。

フロービジネスとは?

フロービジネスはその都度の取引で収益をあげているスタイルのビジネスです。居酒屋やレストランなどの飲食店、コンビニエンスストアなどの小売店がフロービジネスです。一見飲食店はリピーターなどを考えると、ストックと思われがちですが、契約があるわけではありませんのでフロービジネスに分類されます。

フロービジネスの特徴

  • 売上のブレが大きく不安定
  • 売上予測が立ちにくく、資金繰りに苦労する
  • 新規投資の計画が立てにくい
  • シーズンや人気、競合店の出現により、安定しずらい

ストックビジネスとは?

ストックビジネスは顧客と契約を結んだり、会員を確保することで継続的な利益を得るスタイルをストックビジネスとなります。通信事業、電力・ガス事業、介護事業、塾事業などがストックビジネスに該当します。フロービジネスと異なり継続的に収入が得られるので、一定数の契約や会員を獲得できれば収益が安定しやすいです。

ストックビジネスの特徴

  • 売上のブレが少なく安定しやすい
  • 売上予測が立ちやすい
  • 継続での収入となるので、次期などの新規投資の計画が立てやすい
  • シーズンや人気、競合店の出現に左右されずらい

ストックビジネスの事例

このように、フロービジネスにもメリットとしては現金でのやり取りが多いため、集客を行うことができれば資金を確保しながら、経営を継続できます。一方ストックビジネスは契約者が増えることで、お客様と契約を結ぶことで、収入を半永久的にあげられるため、契約件数を一定数獲得できれば安定するというメリットがあります。

では、ストックビジネスの事例を見ていきましょう。

定期購入・定期契約型

わかりやすい例でいえば、新聞や雑誌の定期購読がこのタイプにあたります。また、ウォーターサーバーなどもこれにあたります。

レンタル・リース型

最近では企業などのパソコンもこのレンタル・リース型で契約しているケースが増えています。レンタル・リースをする企業では、安定した収益が見込めること、レンタル・リースを利用する企業では、最新モデルのパソコンに定期的に変更することができるなどメリットがあります。またホームページの公開のサーバーなどレンタルサーバーなどもこれにあたります。

定期メンテナンス型

定期的に訪問し、ビル掃除をするなどの業種がこれにあたります。またホームページ制作後のメンテナンスや更新代行などもこれにあてはまるといえるでしょう。

賃貸契約型

これが一番皆さんに身近な内容かもしれません。お住いのアパートやマンション、一軒家をご自身で購入されていない人は、オーナー所有の建物に賃貸契約を結び、住んでいることでしょう。

塾や習い事の教室型

これは街の個人で行っている学習塾や大手の学習塾全てにいえることです。また大人が通う料理学校などもこれにあたります。

ネット上での情報

起業・ビジネスの関連記事

会社設立などをサポートしてくれるソフト・サービス

最近ではWEB上で会社設立をサポートしてくれるサービスが増えています。例えばfreee。こちらは会社設立時には公証役場や法務局、年金事務所などいくつかの場所へ書類を提出しなければなりません。どの書類をどこに提出か調べるだけでも大きなコストがかかるところを、書類の提出場所も地図で案内。どの書類をどこに提出すればよいのか何度も調べる手間はなくなります。

まとめ

フロービジネスにもストックビジネスにもそれぞれメリットとデメリットがあり、どちらが適しているかはビジネスモデルや業種にもよるので、どちらがいいかは一概には言えません。今回紹介したストックビジネスの場合、月額課金として、月3万円の契約をすれば、解約などなければ10名で毎月30万円が半永久的に収入になります。それらを考えた場合、自分の得意分野はどちらか?また、フロービジネスにストックビジネスを掛け合わせられないか?など、考えていくことも重要かと思います。

この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます