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個人事業主の名刺には何を記載すればよいか?サンプル付で解説

個人事業主の名刺には何を記載すればよいか?サンプル付で解説

公開日:2018年05月09日
最終更新日:2018年05月15日
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個人事業主(フリーランス)に必要なアイテムの一つとして「名刺」があります。特に開業したての頃は、事業内容や連絡先を覚えてもらい新規顧客を獲得するための営業ツールとしても欠かせません。実際に個人事業主はどんな内容を名刺に記載するべきかサンプルを紹介しながら解説してまいります。

名刺・メールの署名に記載する個人情報といえば

まずは、名刺に入れる項目を書き出してみましょう。これまで交換した名刺を参考にしても良いでしょう。

名刺に記載する項目(例)

  • 会社名(屋号)
  • 会社ロゴ
  • 部署・役職(もしくは職種)
  • 氏名
  • 顔写真
  • 住所
  • 電話番号(固定)
  • 電話番号(携帯)
  • メールアドレス
  • ウェブサイト
  • SNSアカウント

職種などによっては「営業時間」「定休日」「キャッチフレーズ」「有する資格(スキル)」「過去の実績」「料金表」など、付け足してもいいでしょう。不要なものと思われるものは削除をしながらリストアップしてみてください。

会社員から個人事業主に転身したばかりの方は、受け取る人からみたら住所が書かれていない名刺には不安を感じるかもしれません。しかし、重要なのは連絡が取れる手段が書いてあるか、であったり、印象に残るかどうかが大切です。

名刺・メールの署名は2種類を用意する

個人事業主ともなると、人脈形成に多くの名刺が必要となることが考えられます。中には相手の営業目的での交換を迫られることもあるでしょう。そこで名刺は、住所入りの「必要項目をすべて記載した名刺」と住所なしの「最小限の情報にとどめた名刺」の2種類を用意し、使い分けるのがオススメです。

「必要項目をすべて記載する名刺」は、すでに取り引きがあり信頼関係が結ばれている方などに対して、郵送用の住所などをお知らせする場合に活用します。伝える必要があって伝えるものなので、これはあなたの職業に合わせて、必要な項目を盛り込んでください。

一方、後者「最小限の情報にとどめた名刺」は、一度きりになるかもしれない相手や初対面の方に対して活用します。

最小限の情報にとどめた名刺項目例①

  • ロゴ
  • 会社名(屋号)
  • 部署・役職(もしくは職種)
  • 氏名
  • 電話番号(携帯)
  • 活動拠点(東京都◯◯区、◯◯県◯◯市など、おおまかな住所)
  • メールアドレス
  • ウェブサイトURL

住所を掲載しないとはいえ、都道府県、もしくは市区町村程度の活動拠点は明記した方が良いでしょう。あなたが有名な方で、どこに住んでいようと仕事の依頼が来る場合などは不要ですが、仕事を依頼する側の立場に立つと、どこに住んでいるのかがわかる方が依頼しやすくなります
また、あなたへの連絡方法として、メールアドレス・携帯電話番号のどちらかは明記しておくと良いでしょう。

最小限の情報にとどめた名刺項目例②

  • ロゴ
  • 会社名(屋号)
  • 氏名
  • 部署・役職(もしくは職種)
  • メールアドレス
  • ウェブサイトURL

さらに情報を少なくしたパターンです。場合によってはホームページ上にお問い合わせフォームがあれば、メールアドレスも記載しなくてもいいかもしれません。

「情報を絞ること」のデメリットと注意点

あまりに名刺が味気ないと、ショップカードのような印象を相手に与えてしまうことがあります。デザインなど工夫が必要になります。

また、情報を絞った名刺を差し出す際は、「自宅兼事務所ですので住所は書いてありませんが…」などと一言添えるだけで印象は大きく変わるでしょう。第一印象でネガティブにとらえられないよう、気をつけましょう。

個人事業主の名刺のまとめ

昨今はデザインにこだわって、シンプルなものが増えています。また顔写真を入れ、印象に残る名刺が増えています。名刺とはいえ、されど名刺。相手の手元に残ることを考え、自分の強みなどを覚えておいていただけるような名刺作成を心がけましょう

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