起業したての起業家が最初にオフィスを探すときに確認しておきたいポイント
公開日:2018年03月29日
最終更新日:2018年04月03日
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起業したての起業家が最初にオフィスを探すときに確認しておきたいポイントがいくつかあります。起業時にオフィスを探すときに単純に場所や家賃、立地条件だけでなく、その他にも目を向けることで起業時の重要な時期を乗り越えていくことができます。このページでは起業時のオフィス探しの重要なポイントを紹介します。
目次
坪単価を確認
家賃ばかりに目が行きがちですが、お金のない起業時に坪単価1万円以上の物件を選ぶのは、やめておいたほうがいいです。坪単価は意識してみましょう。オフィスの間取りは、必ずワンフロアを選びましょう。ミーティングルームもパーテーションで区切ればいいので、ワンフロアがいいと言えます。間取りが分かれるとその分部屋を色々と飾りたくなり、余計な手間が増える一方です。2階建てや別フロアであっても昨今のメッセンジャーツールで会話すればいいと言っても、顔が見えているかどうかはスタッフ同士の意識が変わってきます。
起業時のオフィスは新しくなくても全然構いません。むしろ成長していく過程でオフィスがよくなっていくほうが、スタッフのテンションもあがっていきます。起業時を越えて人が増える時期になると採用面接などを行うこともあり、個室の会議室は確保したほうがいいでしょう。
日当たりがいいところを選ぶ
日当たりがいいところを選びましょう。オフィスが暗いとどうしても人の気持ちも暗くなってしまいます。どうしても日当たりが悪い場合は部屋の照明をとにかく明るくすることを保つようにしましょう。
男女トイレ別
男性メンバーだけで構成されていればあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、女性がいる場合はトイレは男女別になっていることが必須です。女性はトイレが同じというだけでいいメンバーが離れる原因にもなります。たかがトイレというかもしれませんが、されどトイレです。どんな人でもトイレは必ず使用しますので、男女別トイレになっているオフィスを選ぶようにしましょう。ビル内のオフィスの場合、フロアごとの共同トイレになっていると、ビルの管理会社が掃除やトイレットペーパーの補充などしてくれるので便利です。
敷金は少ない期間分で
起業時の貴重な資金を敷金で取られるのは非常にキツい問題です。少なくとも敷金が3~4ヵ月のオフィスを選ぶようにしましょう。
退去通知は短い期間
起業から事業が成長していく中で、オフィスの移転を早々にすることもあると思います。その中で契約期間が2年縛りなどのオフィスを選んでしまうと、移転したくともできないことが発生します。人が多すぎるオフィスになると、空気が悪くなり、体調を崩しやすくなったり、オフィス内を移動するときに変に気を遣う必要があったりと、精神衛生上にもいいことはありません。
土日も含めた24時間使用可能であること
意外とオフィス契約で見落としがちなのが、土日も含めた24時間使用できるかどうかというところ。昨今の働き方改革の影響もあってか、ますます増えているこの問題。自分で借りたんだから土日も含めた24時間使用可能だろうと思っていると大間違い。オフィスの中には管理会社の都合や、一定時間セキュリティが働いていてオフィスに入室できない物件も増えています。働きたいときに働けないオフィスでは借りた意味がなくなってしまいます。
サラリーマンが少ない場所
なかなか難しいですが、サラリーマンが多い場所を選ぶとランチ一つとっても待ちなどで貴重な時間が削られます。
知り合いの会社のオフィスを見ておくこと
知り合いのオフィスを見学させてもらいましょう。空のオフィスを見に行っても、そのあとデスクを置いてみたら思ったより小さかった、大きすぎたというギャップを埋めるためにもすでに稼働しているオフィスを見学させてもらいましょう。その際、そのオフィスが何平米なども聞いておくことでデスクがいくつまで置けるかなど想像をめぐらすことができます。
好きな場所であること
これが最も重要です。働く場所である以上、その場所には生活の大部分を過ごす場所になります。その場所が好きでないと働く気にも落ちてしまいます。働く気が落ちると行く気も落ちます。生産性がどんどん減っていきます。
起業時のオフィス選びまとめ
先述しましたが、場所や家賃、立地条件に目が行きがちなオフィス選びですが、細部まで考えてみると最低でもこれらの要因を解決することで、起業時のスピードは格段にあがります。もしどうしても条件に合ったオフィスたかがオフィス、されどオフィスであることを認識し、オフィス選びにこだわってみましょう。