【法人カード】必要な手続きを解説。法人カードの作り方
公開日:2019年07月24日
最終更新日:2019年07月24日
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経費精算をラクにするために、法人や個人事業主向けの「法人カード」を検討されている経営者は多いのでは。今回は、法人カードを作る際の必要な手続きを解説します。
法人カードの種類
法人カードを契約する前に法人カードの種類を把握しましょう。大きく分けて3つあります。
1 個人事業主向けのビジネスカード
2 従業員30名くらいまでの中小規模企業向けビジネスカード
3 従業員30名超の大規模企業向けコーポ―レートカード
会社の規模や、ETCカード、傷害保険などの必要サービスによってカードを選びましょう。カードのランクも一般だけでなく、ゴールド・プラチナと用意されているカード会社もああります。個人向けクレジットカードと同様にランクごとに年会費や付帯サービスが異なります。海外出張や接待で利用することが多い企業は、ゴールドやプラチナランクのカードを選ぶとよいでしょう。
契約までの流れ
どのカードを申し込むか決めたら、カード会社のオンライン申込みにアクセスし、申し込みをしましょう。指定の住所に申込書が届きます。必要書類を揃え、必要事項を記入の上返送すると、審査が行われます。審査が無事通るとカード発行になります。
個人事業主向けビジネスカードの場合
インターネットのオンライン申し込みから申し込み情報を入力し、メールで申込番号の案内が届いたら、支払い口座を設定すると申し込み完了です。
中小企業向けビジネスカードの場合
インターネットのオンライン申し込みから必要事項入力後、申込用紙が郵送されます。必要書類と共に必要事項を記入した申込書を返送して完了です。
郵送による手続き
インターネットからではなく、申込書を請求して、郵送での申し込みもできます。
発行までの期間
即日発行はありません。申し込みから発行まで、2~3週間が一般的です。
法人カードを申し込む際の必要書類
法人カードを申し込む際、申込書に記入するだけでなく、必要書類を揃えます。
1.6か月以内に発行された登記簿謄本(または印鑑証明書)
「全部事項証明書」いわゆる登記簿謄本を用意します。登記された内容を証明する重要な書類になります。管轄の法務局で、1通600円で取得できます。
印鑑証明書は定款や事業報告書などの業務内容に関する資料が必要になるので、登記簿謄本を用意しましょう。
2.代表者の本人確認書類のコピー
運転免許証、パスポートや住基カードなど公的な証明書のコピーになります。
3.銀行口座の開設
企業・法人の場合は法人名義の口座、個人事業主は個人名義の口座を事前に開設しておきます。
法人カードといっても、カード会社やランクによって内容はさまざまです。どのカードが自社に合っているのかよく検討して、契約申し込みをしましょう。