【源泉徴収】パート・アルバイトの場合の確認ポイント解説
公開日:2019年07月10日
最終更新日:2019年07月10日
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パートやアルバイトを雇うと必ず発生する、給与計算。給与計算で必要な源泉徴収についてポイントを見ていきます。
源泉徴収額はどう変わる?
給与を支払する際、所得税を源泉徴収する必要があります。ただ、その所得税の計算にあたって、パートやアルバイトの場合は、他でも働いていて給与を受けているか確認が必要です。
他で給与がある場合は、源泉徴収する所得税の金額が多くなるからです。ほかで働いていない前提で計算をすると、源泉徴収額が少なくなってしまうので、注意しましょう。
ほかで働いていない場合は、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を記入して提出してもらう必要があります。
源泉徴収額の確認
源泉徴収する所得税の金額は、あらかじめ定めらえれていますので、国税庁のホームぺージで、「給与所得の源泉徴収額表(月額表)」で確認しましょう。
月額表は毎月1度更新されます。その都度最新のものを確認して使用します。
表の見方ですが、甲と乙に欄が分かれています。本業の場合は甲欄を参照、ほかで仕事をしている場合は乙欄を参照します。
甲欄では88,000円未満は所得税の源泉徴収の必要はなく、乙欄では必ず源泉徴収が発生します。
「給与所得の源泉徴収額表(月額表)」国税庁のHPより
源泉徴収票の発行
源泉徴収票は基本的に毎年12月の給与を支払う際、給与明細と一緒に渡します。この源泉徴収票は正社員だけでなく、パート・アルバイトにも必要です。またその年の途中で辞める人には、最後の給与明細と一緒に渡しましょう。
源泉徴収票は次の職場で提出、確定申告に添付と、重要な書類になります。必ず渡すようにします。
源泉徴収票の作成には、毎月の給与金額や所得税の金額の集計が必要です。毎月しっかり記録・更新して、どんな場合でもすぐに発行できるように備えましょう。