
【新型コロナウイルス】withコロナ・afterコロナで役立つ集客方法
公開日:2020年05月31日
最終更新日:2020年05月31日
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新型コロナウイルスの影響から、客足すっかり減少してしまった事業主の方も多いのではないでしょうか。緊急事態宣言も解除され、客足が戻ってくれることを期待したいところです。
そこで事業を営んでいる方にぜひ参考にしてほしい、今できる集客方法を紹介します。
コロナ対策での集客とは?
現状を把握し、マイナスの要因をどう解消し、プラスに持っていくのかを考えることが大切です。その基本の考え方を見ていきましょう。
今、欲しい、買いたい人に届ける
集客するには、ターゲットを絞りましょう。広く知ってもらうことよりも、欲しい人に届けることを第一に考えます。安易にSNSなどで集客するよりも、欲しい人がすでにいるところに露出を増やしていきましょう。
具体的には
・すでに利用している人
・助けようと積極的な人がいる場所
・マッチングプラットフォーム
・あなたの商品を検索している顕在層
優先的にアプローチします。
新型コロナウイルスで買いに行けなくなった理由を解消する
今まであなたの商品を利用することで得られていたプラス面に対して、新型コロナウイルス感染リスクや外出自粛などにより、ハードルが上がってしまった状態です。そのハードルを上げている理由を解消する必要があります。
まずは、消毒液の設置や人との間隔が狭くならない対策など感染予防に努めていることを発信して、安心してもらいましょう。WebサイトやSNSを運用している場合は、新型コロナウイルス対策のアピールをすることも忘れずに。更新されていないだけと思われ機会損失につながります。
そのうえで、オンライン化やテイクアウト、通販など、「買いに行けない」というハードルを解消していきます。
新たな集客よりも既存の顧客にアプローチする
まずは既存の顧客にコンタクトをとりましょう。あなたの商品の良さを知っていて利用してくれたことのある方にもう一度利用してもらうほうが現実です。その時に、お店を安心して利用できる対策や内容を伝えるとよいですね。
新型コロナウイルス支援に積極的な人が集まる場所とは?
新型コロナウイルス被害の救済目的で立ち上がったサービスは、新型コロナウイルスの対応で困っている事業者を積極的に利用して助けたいと考えるユーザーが集まってくる場所です。
自力で集客を行うよりも、こうした場所を利用するほうが効果的。ただ、似たようなサービスが多く立ち上がっているため、どこを利用するか見極める必要あります。そこでおすすめを3つ紹介します。
Facebookグループ「コロナ支援・訳あり商品情報グループ」
Facebookの有志によるコミュニティグループです。グループに参加し、投稿するだけなので気軽に利用できます。投稿ルールを守って利用しましょう。
Facebookグループ「コロナ支援・訳あり商品情報グループ」
飲食店を先払いで応援するWebサイト「さきめし」
外出自粛で困っているお店の食事のチケットを先に購入して、飲食店を応援できるサービスです。購入したチケットは新型コロナウイルスが収束したら、お店で食券として利用できます。
生産者から直接食材を購入できる「ポケットマルシェ」
農家や漁師といった生産者から直接食材を購入できるオンラインマルシェ。「#新型コロナで困っています」とタグで絞り込むと商品一覧や生産者一覧で表示されます。
新型コロナウイルス対策集客方法【ネット集客】
TwitterやFacebook、InstagramといったSNSを利用していない場合は、新規顧客を集客しようと焦って始めるのは避けましょう。またブログやSEOも、時間や工数がかかり、即効性は期待できないので、始めないことです。
SNSのアカウントは、フォロワーが少ないうちは、公式アカウントがあることで信頼性をアップさせたり、ユーザーがたどり着くまでの受け皿になったりという効果があると考えましょう。
すでにSNSを運用している場合は、既存の顧客に情報を届けるために有効なツールなので活用します。例えば、TwitterやFacebookでシェアしてくれたら割引をするキャンペーンを行って、顧客が新規を連れてくるような形にするのもよいでしょう。また、新型コロナウイルス関連のハッシュタグを利用して、お店の情報発信をするのも手です。
ビジネスSNS
BtoBのビジネスの場合は、ビジネス系のSNSを運用することを検討しましょう。
名刺アプリのEightは今まで名刺交換した人にタイムラインを利用して情報発信ができます。少しでもつながりがある人のほうが信頼してもらいやすいのは、ネットも同様です。
ビジネスマッチングアプリのyentaは、タイムライン機能でビジネスマッチングを求める投稿ができます。利用ユーザーに対しての投稿になるため、つながりのない人にも情報が流れますが、アプリ登録時には審査があるので、信頼性はあると思います。
店舗名や会社名の検索で集客
GoogleやGoogleMapで店舗名や会社名を検索すると、検索結果にそのお店の情報が表示されるGoogleマイビジネス。指名で検索する人は、直接興味を持っているので、表示される情報を整えましょう。
飲食店の場合は、GoogleMapが新型コロナウイルスの対応として追加した機能「テイクアウト」「料理の宅配」といった検索メニューを追加できます。近くの商圏ユーザー向けに無料でアピールできるので、追加必須です。
飲食のテイクアウトは様々なサイトが乱立しているので、ご自身の商圏地域のサイトや食べログ、UberEATSといったプラットフォームを利用するのが賢明です。
新型コロナウイルス対策集客方法【対面集客】
店頭の張り紙での情報発信は大きさに工夫
店頭の張り紙で、「テイクアウト可」や「営業中の内容」などを見かけますが、A4ほどの大きさのものが多く、通りかかる人に伝わるのはまれです。興味をひかれないかぎり、立ち止まって読んでもらえないでしょう。
紙を大きくするだけでいいわけではありませんが、なるべく大きな紙に大きな文字で、シンプルで短い文章で訴求することが大切。また、画像やイラストを入れて興味を引くのもポイントです。
情報を持ち帰ってもらう工夫
チラシやカードといった持ち帰れるツールを店頭に置きましょう。載せる情報には、QRコードも記載します。QRコードはWebで無料で作成することが可能です。デザインに自信のない方は、豊富に用意されたテンプレートを無料で利用できるサービスに登録してみましょう。
ポスティング
お店の存在に気づいていなかった人に届けられる、ポスティングも検討してみましょう。
手ごろな価格で印刷から配布までしてもらえるネット印刷会社があります。
キャッシュレス決済を導入する
キャッシュレス決済を導入することで、前払い制や月額課金といった様々な決済サービスを利用できます。決済方法を増やすことで、新規顧客獲得につながる可能性も出てきます。
集客する方法を紹介してきました。起業家にとって時間とお金は貴重なリソースです。無駄な労力や広告費を使わずにビジネスに集中しましょう。ターゲットやアプローチの仕方など、使う媒体は異なります。ご自身のお店に合った方法を選ぶことが大切です。