クレジットカードの「家族カード」を作るメリット・デメリット
公開日:2018年05月21日
最終更新日:2018年05月21日
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自分で申し込みをして作るカードのほかに、クレジットカードには「家族カード」というサービス内容があります。自分名義のカードと家族カードでは何が違うのか?また、家族カードにはどんなメリットがあるのか、解説してまいります。
目次
家族カードとは?
クレジットカードには、表面に必ず名義人が記載されます。一般的には名義人はカードを申し込んだ本人であり、これを「本会員」といいます。
家族カードは、本会員の家族が「家族会員」となることで、発行されるものです。多くは本会員と生計を共にしている配偶者・親・子ども(満18歳以上で高校生を除く)が対象で、家族に対してもカードが作られます※。また、家族カードの表面には家族の名前が記載されます。
カードの券面は家族それぞれに発行されますが、請求やポイントの付与は本会員に行われます。そのため、家族カードでお買い物をした代金は基本的に、本会員のお買い物分と合わせて本会員宛に請求され、本会員の銀行口座から引き落とされます。
家族カードの審査と有効期限
家族カードを作るときは、家族全員が自動的に家族会員になるわけではなく、申し込み時に指定した家族のみが、家族会員になります。本会員がカードを申し込むときに同時に申し込むか、既に本会員がカードを持っている場合は後から家族カードの申し込み手続きをすることで家族カードを作ることができます。
ちなみに家族カードで利用上限額は、本会員のカード利用枠の範囲内になります。本会員、家族カードは本会員のカード利用枠までとなっています。
有効期限も、原則として本会員に準じます。本会員のカードと家族カードの有効期限は基本的に同じで、更新時期が近づくと、本会員のカードとともに家族カードも新しいものが発行されます。
家族カードのメリット
家族がそれぞれ本会員になってカードを持つのに比べて、家族カードには一般的に次のようなメリットがあります。
家族の入会審査が不要
家族カードには一般的に、審査がありません。ですから、自分でカードを作ろうとして審査に通らなかった場合でも、家族に本会員になってもらい、自分が家族会員になれば、クレジットカードを持つことも可能と言えます。
ポイントをまとめることができる
家族がお買い物をした代金についても、本会員にまとめてクレジットカードのポイントが付与されるため、本会員がいなくてカードが使えないなどということはなく、効率的にポイントを貯められます。
年会費が割安
年会費がかかるカードの場合、家族会員は本会員に比べて割安なことが多いです。この点でも家族がそれぞれクレジットカードを申し込むよりも、毎年の年会費を節約できます。
本会員と同じサービスを受けられる
空港ラウンジや海外旅行保険など、クレジットカードに付帯しているサービスは、家族会員でも本会員と同様に利用できるものも多いです。
家族カードのデメリット
家族で利用するとなると、利用上限がまとめられているため、限度額を超えてしまうことがありますので、注意が必要です。
その他に、利用履歴などが本会員とまとめられるため、本会員に内緒で買い物、ということは難しいです。
また、家族カードの多くは、本会員と同一のカードしか作れないことが多く、その場合は本人の申し込みが必要です。
家族カードの発行が可能なクレジットカード
家族カードのまとめ
本会員がカードを持っていれば、手軽に作れる家族カードです。ポイントや年会費の面でも効率的に使えるのが大きなメリットであり、家族の審査が通らなかった場合でも本会員の家族カードとして持つことができます。ご自身やご家族のニーズに合わせて活用してみることをおススメします。