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【法人カード】個人カードとの違いや特徴、メリットを解説

公開日:2019年05月31日
最終更新日:2019年09月17日
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法人カードは、企業や法人に対して発行されるクレジットカードです。ということは理解していても、実際にどのような特徴があるのか、また個人カードとはどう違うのか知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、法人カードの特徴やメリット、また個人カードとの違いを解説していきます。

個人カードとの違い

大きな違いは、法人カードは「会社決済型」と「個人決済型」の2種類があることです。前者は法人口座から、後者は個人口座から利用金額が引き落されます。

個人カードは家族カードを発行でき、法人カードは社員カードを発行できます。また、個人カードはキャッシングを利用できますが、法人カードは個人事業主や海外利用のみ可能です。

法人カードのメリット

個人カードでじゅうぶんでは?と思っていませんか。法人カードにするメリットを知っておきましょう。

個人事業主の場合

個人的な買い物から仕事で必要な備品購入、接待費までとさまざまなシーンでクレジットカードを使うでしょう。プライベートとオフィシャルと分けずに使っていると、明細を見てもどれがどれなのか分からなくなる可能性が。法人カードを作って利用すれば、支払い時の公私の区別がしっかりでき、経費の状況も把握できます。経費をクレジットカードで支払うことで、引き落とし日が固定されるので、キャッシュフローの計算もできるようになります。

中小企業の場合

まずは経理業務の効率化です。社員に法人カードを持たせ、経費をカード払いにすれば、誰がいつどこでいくら使ったかが明細で把握できます。また、経理ソフトと連携させれば入力の手間も省けます。

大企業の場合

20名以上の大企業向けの法人カード(コーポレートカード)も経理業務の効率化が図れます。部署ごと、社員ごとに行っていた経費手続きを一元化し、簡略化も実現するのです。

法人カードの種類は

三井住友VISAカードの法人カードには4種類あり、企業の規模によってカードの特徴をいかせる内容です。

三井住友ビジネスカード

中小企業向けの法人カードです。経費管理と資産運用の効率化を目的。カード返済は指定口座から自動引き落としされるので、手数料を削減できます。カード使用者は20名以下。

三井住友ビジネスカードfor Owners

個人事業主や法人代表者向けの法人カードです。キャッシング機能とビジネスカードのサービスを兼ね備えています。登記簿謄本や決算書不要で申し込みできるのでスタートアップ企業におすすめです。貯まったポイントをマイレージに移行できるなどビジネスオーナーに向いたサービスが充実しています。

三井住友コーポレートカード

カード使用者が20名以上の大企業向けの法人カードです。出張費や交際費などを会社全体・部事業所別・個人別に分類し、経費予算管理の簡素化ができます。

三井住友パーチェシングカード

仕入れやシステム利用料の支払いなど、企業の購買活動専用カード。特定の加盟店での決済限定の利用になります。カード名義は部署名や会社名で設定可能。

三井住友カードの法人カードの詳細こちら

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