起業するなら知っておくべき、成功への道しるべ
公開日:2020年07月23日
最終更新日:2020年07月23日
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起業するために必要なことがわからず、どう準備していったらいいのかと頭を悩ませ、先に進めないでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
起業するための必要なステップを具体的に紹介します。起業のためにすべきことを明確にして、成功への道を掴みましょう。
起業の準備
起業をすること自体は難しくありません。その先の、事業を軌道に乗せ、成功に導くことが難しいのです。そのため、準備をしっかり行うことは大切になります。
起業する理由
起業したい理由は何でしょう。起業することそのものはとても簡単です。しかし、そのあと利益を出し、経営を続けていくことは並大抵なことではありません。経営は自分との戦いです。起業する理由をしっかりと自分に問いてみましょう。
起業する目的
「起業」は一つの手段です。
何のために起業するのか、起業前にある程度のビジョン、目指すことや挑戦したいことを持ちましょう。ビジョンを持っていることで、起業間もない時期に事業がうまくいかず、方向性や内容を変更することになったとしても、次のステップに踏み出しやすくなります。
ビジネスプランを決める
起業の目的を明確にしたら、具体的な事業内容とビジネスプランを考えましょう。起業アイデアを考え、可能性を考えるサイクルを回し、アイデアをより具体的にしていきます。
スタートアップとスモールビジネス
起業には大きく分けてビジネス手法が二通りあります。
スタートアップ
新しい市場を作り出すために短期間で急成長を狙う手法。
主にベンチャーキャピタルなどから資本による資金調達を行い、最終的に上場を目指す場合が多いです。
スモールビジネス
既存の市場の中で徐々にビジネスを拡大していく手法です。
借入による資金調達によってビジネスを運営し、役員報酬を多く取るなど、中小企業をイメージするとわかりやすいでしょう。
起業する前にできること
会社勤めをしている間に、起業の準備をしていきましょう。
社内外の人脈作り
起業後は基本的に一人経営です。途中くじけそうになることもあると思います。その状況を切り抜けるには人脈です。自分にとって必要な人脈はどのような人なのか考え、会社員であるうちに、積極的に社内外の人たちとコミュニケーションを取り、しっかりと人脈を作っておきましょう。
経験を積む
会社員でいれば、失敗したとしても給料は支払われます。失敗という経験から学ぶことで、仕事をする上での基礎力を身に着けましょう。
副業をする
副業を認められている起業であれば、ぜひ副業も考えましょう。会社員の給料以外でお金を得ることで様々なことを学ぶことができます。副業の収入が本業を超え、起業するというパターンも。
起業する上で学ぶべきこと
マーケティング
経営学の巨匠といわれるドラッカー氏の有名な言葉に「マーケティングの理想は、販売をふようにするものである」があります。マーケティングとは、だれかに自社のサービスを売り込むことなく、自然に売れる仕組みを作ることです。
「マーケティング」という言葉は、1950年ごろ海外から持ち込まれた概念で製造業をメインに使われるようになりました。その頃の産業の中心は「製造業」で、現在では「サービス業」が日本の産業を支えています。
この変化はマーケティングの概念そのものにも影響を与えているのです。今までは製品価値を高め、「モノ」を売ることがマーケティングでした。現在においては、消費者がインターネットを介して、商品自体の価値を知ることができるようになったので、従来の情報格差によるマーケティングの手法は難しくなっています。
このような背景を踏まえると、これからのマーケティングで大切なことは、サービスの価値は「コト」の消費にあるということです。「顧客がサービスを通して、体験できること、感じること、その体験価値をどう作るか」ということが重要になります。
オススメの本6選
本からの情報収集は、実績ある優秀な専門家たちから直接情報収集できる手段です。
・まずは1人で年1000万円稼ぐ!個人事業のはじめ方 大槻貴志/著
・起業の科学 スタートアップサイエンス 田所雅之/著
・起業は1冊のノートから! 上野光夫/著
・会社で働きながら6か月で起業する 新井一/著
・失敗しない起業55の法則 中野裕哲/著
・多動力 堀江貴文/著
ヒトとカネの集め方
経営資源と聞いて何を思い浮かべますか?ヒト・モノ・カネ・情報・ブランド・データ・ノウハウ…と多岐にわたります。そのなかでももっとも大切といえるヒトとカネについてスポットを当てます。
ヒトを集めるツール
ビジネスは自分一人だけではできません。展開するサービスの顧客が必要であり、事業拡大を手伝ってくれる仲間や、経営の相談に乗ってくれる先輩が必要です。
完全審査制AIマッチングアプリ「yenta」
多くの業界人やスタートアップ、ベンチャーで働くビジネスマンが使っていることで知られる「yenta」。完全審査制のAIシステムでマッチングを最適化し、ビジネスマン同士の質の高い出会いを体現しています。
自分の「これぞ!」というビジネスモデルをもって、多くの業界人と意見を交わしてみましょう。思いもかけない出会いや、仲間ができるかもしれません。
https://yenta.talentbase.io/yenta/
「Twitter」で優秀人材を探す
最近ではTwitter採用なる「新たな採用のカタチ」が生まれているのをご存じですか?多くのベンチャー社員やスタートアップ経営者、大手企業の社員などが毎日自身の発信をし、ブランディングを行っています。
これから起業を志すのであれば、日々の進捗は思考をTwitterでアップして、起業家自らが「ファン」を増やすことで、今後の仲間作りに大きな価値を発揮できます。
動画発信で成功を目指す「YouTube」
起業家や実業家のYouTuberが増えている昨今。5G環境が整いつつあるいまだからこそ、「動画」による情報発信が注目されています。会社が成長したときに「会社の成長ストーリー」が映像として残っていれば、大きな財産です。起業する過程をYouTubeで発信することをおすすめします。
「カネ」を集める方法
クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、クラウド(群衆)とファンディング(資金調達)を合わせた言葉。自分の実現したいことなどを発信し、応援したい・協力したいという人からお金を集める仕組みです。昨年、クラウドファンディングプラットフォームとして国内で初めて上場した「Makuake」が話題となりました。
ビジネスコンテストの賞金
ビジネスコンテストに応募して入賞すると賞金がもらえます。その賞金を起業資金にするのも有効な手段の一つ。自分の事業をあらゆる分野の専門家に評価してもらえるのは貴重なことです。そのほかにも入賞すると起業後のオフィスとなるコワーキングスペースの利用券や出資先の紹介などを行ってくれることもあります。
ベンチャーキャピタル
スタートアップ企業の設立を考えているのであれば、ベンチャーキャピタルからの資金調達を検討しましょう。ベンチャーキャピタルは出資をしてくれるだけでなく、顧客の紹介や人材・取引先の紹介などもしてくれます。
出資を受けるためには、事業案について深く考察し、準備をする必要があります。徹底的に自分の事業や会社のことを見つめなおす機会を作ることで、より建設的にスピード感をもって事業の展開を進められます。
エンジェル投資家
エンジェル投資家とは、創業後間もない企業に対して資金提供できる裕福な投資家のことをさします。元起業家でM&Aや上場によりエグジットされた人、大企業の社長を務めた人などが、後輩起業家を育てるために出資しています。ベンチャーキャピタルよりもリスク許容度が高いので、会社経営にかかわるケースは少なく、投資後も自由に経営したい人におすすめします。
大切なこととは
起業をする上で何よりも大切なのは「自分の信念」です。資本主義の形が変化し、「カネ」だけでなく、「ヒト」を軸にした資本の形が作られつつあります。起業かとしてどれだけ「ヒト」という資本価値を作れるか、信用価値を作れるか、差別化できるかがポイントとなってきます。
起業家として強い信念を持ち、その信念に突き進むことが大切です。