【三井住友ビジネスカード for Owners】を徹底解説!
公開日:2018年02月27日
最終更新日:2018年04月12日
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個人の審査で法人用の口座が分けられるカードについて記事を書いてきましたが、業界的には一昔前は【個人用クレジットカード】と【法人用・ビジネスクレジットカード】に分けられておりました。
その流れが変わり始めてきたのが今回ご紹介する三井住友カードが昨年に発行した【三井住友ビジネスカード for Owners】の登場からです。
これは中小企業代表者、個人事業主向けのクレジットカードにおいて個人審査でカードの審査が行われるので、設立が浅い中小企業や個人事業主でもクレジットカードを持つことができます。
国内クレジットカード会社の老舗と言えば、三井住友フィナンシャルグループの三井住友カード。知名度抜群のクレジットカード会社のパイオニア的存在の会社がこのような新しい種類のクレジットカードを発行して騒がれました。
【三井住友ビジネスカード for Owners】は3種類!それぞれのカードの違い
【三井住友ビジネスカード for Owners】はクラシック(一般)カード/ゴールドカード/プラチナカードの選べる3種類で構成されています。それでは、3種類を見ていきましょう。
まずは、各券面を見ていきましょう。
年会費 | 1,250円+税 |
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カード利用枠 | 10万~80万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内旅行傷害保険 | 無し |
ショッピング補償 | 年間100万まで(海外のみ) |
概要 | カード初心者や個人事業主だけど業種的に経費があまり必要ない人向けの総合的に纏まった1枚かと思います。 僕は、経費が結構必要な業種のためこちらの限度額は少ないですが…ただ、トータル的には使いやすい法人用・ビジネス用クレジットカードかと思います。 |
年会費 | 10,000円+税 |
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カード利用枠 | 50万~200万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング補償 | 年間300万まで(国内・海外) |
概要 | さすがゴールドという保障内容ではあります。限度額もある程度余裕があり、個人的にもお勧めの1枚です。 ゴールドカードということもあり、特典として国内空港ラウンジが無料で使え出張前にゆったりとした時間をすごせたり、ポイント有効期限が3年だったり、VISA or MasterCardのゴールド特典としてMasterCardに限り「ダイニング BY 招待日和」が使えたりします。 |
年会費 | 50,000円+税 |
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カード利用枠 | 200万~500万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円(自動付帯) |
ショッピング補償 | 年間500万まで(国内・海外) |
航空便遅延保険 | 海外は自動付帯、海外は利用付帯 |
概要 | プラチナとなるともはや申し分ない1枚ですね。航空便遅延保険は実は僕はこの前の大雪の日に活用できました。 ※別のプラチナ格のカードですが…本当に助かりました。 他にも…プラチナ専用コンシェルジュデスクがついてきます。コンシェルジュは本当に便利です。 別記事でも書きましたが、秘書のようなサービスのため、使い倒すことをお勧めしますwww また、プラチナグルメクーポン(高級レストラン2名以上1名半額)や国際線手荷物宅配が往復2個無料カードご利用プレゼント(利用額の0.5%還元)、プライオリティパス(空港VIPラウンジサービス)※メンバーズセレクションよりVISA、MasterCardのプラチナカード特典(ダイニング by 招待日和とか)などがついてきます。 |
【三井住友ビジネスカード for Owners】は他のカードと比べてどうなのか?
それでは、このカードですが他の法人用・ビジネス用クレジットカードと比較してどうなのか…ここでは、三井住友ビジネスカード for Owners/クラシックを中心に比較していきます。
年会費1,250円+税とJCB法人カード、UC法人カードと同じ、最低水準の年会費。しかも初年度無料となってます。
ちなみに経費で計上できるのでビジネスカードで年会費無料のクレジットカードは、ほとんど有りませんね。
三井住友ビジネスカード for Owners/クラシックの場合、年会費の割引特典が有り、年会費無料で維持する事も可能となります。初年度は年会費無料。
カード利用明細をWEB明細に変更すると500円割引(ゴールドカードは1,000円割引)。
「マイ・ペイすリボ」の申込みで翌年度以降も年会費が無料(ゴールドカードは半額)。 ※前年度のカード利用が条件(年1回以上)「マイ・ペイすリボ」に登録して、年1回以上カード利用すれば、翌年度以降も年会費が無料となります。
リボ払いという事で、抵抗の有る方も多いかと思いますが、三井住友カードの「マイ・ペイすリボ」は、初回引き落とし分は金利(リボ手数料)が発生しないので、毎月の支払額をカード限度額まで引き上げれば、通常の一回払いと同じように使えるという裏ワザも使えます。
リボの初期設定すら手間なら、WEB明細申込みだけでも安いから。
年会費が500円割引→年間750円+税となるので、ビジネスカードとして、最安レベルの年会費であることは変わらないですね。
余談ですが、ゴールドカードの年会費1,0000円+税も、マイ・ペイすリボ(半額)とWEB明細(1,000円割引)の併用で、年会費4,000円+税まで下げる事が可能。三井住友ゴールドですからね。
もちろんETCカードもあります!年1回以上の利用で無料。
ETCカードも年1回以上の利用で無料。従業員カードも発行可能です。
ETCカードの発行手数料無料で初年度無料、2年目以降は500円+税ですが、前年度に1回以上のETC利用が有れば、翌年度も無料になり続けます。
ETCカードも実質無料は素晴らしいと思います。楽天カードとかですら発行手数料がかかりますから…
さらにさらに従業員用クレジットカードも発行が可能
ビジネスカードという事で、もちろん従業員用クレジットカードも発行が可能。追加カード(パートナー会員)1名につき年会費400円+税。こちらは、リボ払いやWEB明細での割引は適応になりません。
審査が個人なのに、法人口座や屋号口座を引き落とし口座に設定可能でもありますよ。中小企業の代表者にとって有り難いのが、審査が個人審査という点。
個人審査なので、新設法人でも審査が通りやすく、カード発行も早いです。実際、審査に必要な書類は、個人向けクレジットカードと同じで、代表者個人の確認資料(運転免許証 等)だけみたいです。登記簿謄本や、決算書も一切必要無く…カード発行までの期間も、他社法人カードよりも早めみたいです。
三井住友ビジネスカード for Ownersは、VISAとMastercardブランドを両方発行し、2枚持ちする事が可能です。2枚目の年会費は下表のとおりです。
VISA&MasterCard 2枚持ちした場合の年会費
追加カードは有料なので、一見すると併用するメリットは、無いように思えますが、カードをデュアル発行する事により、カード毎に請求を分けたり、支払口座も別々にする事が可能ですし【コストコ】でも使えますよ!!!
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日本で最も古いクレジットカード会社のステータス
三井住友カードは、日本で最も古いクレジットカード会社という事で、知名度、ステータス性とも高いカードです。そんな三井住友カードのビジネスカードが、個人審査で発行可能ということが何よりすごい点ですよ。
しかも、三井住友ビジネスカードは、プラチナカードまで登場しています。
法人カードでは、ゴールドカード止まりのカードも多く、プラチナカードまで有るカードも少ないので、上位カードを目指す為に、ヒストリーを積むのも悪くないと思います。
そして…プラチナカードも直接申込可能になってます…
三井住友カードはステータス性が高いという事で審査は厳しめですが、言い換えるとステータスを兼ね備えた1枚です。
個人起業主であれば、1枚は持っておきたい法人用・ビジネス用クレジットカードとなります。
著者の紹介
- 30代
- 男性(太り気味)
- 既婚(子供2人)
- 現在起業数ヶ月の起業初心者
- 元IT系の上場企業の中堅社員(出世の見込み薄)