ビジネス用・法人用クレジットカードでの税金支払いは本当にお得なのか!?
公開日:2018年03月07日
最終更新日:2018年08月15日
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突然ですが…2017年1月よりクレジット払いできる税金の項目が増えたのは知ってますか?今までできなかった税金の支払いをクレジット払いすることで、法人用・ビジネス用クレジットカードのポイントが付与されたり、支払いのタイミングで現金を用意する必要がなかったりというメリットが出てきます。
ただし美味しい話には裏がある!!ということで本当にデメリットはないのか、税金をクレジットカードで払うことで本当にお得なのか、ということについて今回は詳しく確認していきます。
ビジネス用・法人用クレジットカード払いできる税金は?
生活をする上で色々なところについて回る税金ですが、国に支払う国税や住んでいる地域に支払う地方税、日常支払っている消費税など色々な形で収めています。僕なんかはタバコも吸うし、お酒も飲むし、余計に支払ってます。
そんな色々ある税金も、過去にビジネス用・法人用クレジットカードで支払いができていたものもあれば、できなかった税金もあります。それが2017年1月より、ビジネス用/法人用クレジットカードを利用して支払いができる税金の項目が増えました。
税金がビジネス用・法人用クレジットカードで支払いできるということは、今までポイントを貯めることができなかった税金の支払いでもポイントを貯めることができ、さらに税金という1回の支払い額が多いもので節約につながることが考えられます。そんな税金のビジネス用・法人用クレジットカード払いについて確認してみたいと思います。
税金をビジネス用・法人用クレジットカードで支払うメリット・デメリットを確認する前に、まずどのような税金がビジネス用・法人用クレジットカードで支払いができるのか、どのビジネス用・法人用クレジットカードでも支払いに利用できるのかということについて確認します。
まず、ビジネス用・法人用クレジットカード支払いができる税金に項目について確認します。2017年1月以前にビジネス用・法人用クレジットカードで払うことができる税金は自動車税や固定資産税といった地方税が対象となります。ただし、自治体によってビジネス用・法人用クレジットカード払いができる項目が異なり、固定資産税のビジネス用・法人用クレジットカード払いも東京の23区内のみ利用が可能といったような制限もあります。
ここでは東京都の都税をビジネス用・法人用クレジットカードお支払いサイトで支払うことができる税金の一部を挙げておきます。
ビジネス用・法人用クレジットカード支払い可能な税金
- 自動車税
- 固定資産税(23区内のみ)
- 不動産取得税
- 固定資産税・都市計画税(23区内のみ)
- 個人事業税
- 鉱区税
2017年1月からはこれらの税金以外にも、法人税や相続税、源泉所得税及び復興特別所得税等といった約30種類の税金をビジネス用・法人用クレジットカードで支払うことができるようになりました。
法人税や源泉所得税といった項目がビジネス用・法人用クレジットカードで支払うことができるようになっていますので、確定申告でまとまった税金を支払う必要があっても、ビジネス用・法人用クレジットカード払いにすれば現金を持つ必要がなくなるということも良い点ではないでしょうか。
次に税金払いに利用できるビジネス用・法人用クレジットカードのブランドですが、以下の6種類となります。
税金支払いに使用できるブランド
- VISA
- MasterCard
- JCB
- Diners Club
- TS CUBIC CARD
有名なブランドの会社のビジネス用・法人用クレジットカードは利用が可能となりますので、手持ちのビジネス用・法人用クレジットカードで税金を支払うことができるのではないでしょうか。
また、ビジネス用・法人用クレジットカードを利用して税金を払う場合の上限金額は、税額100万円未満の納税通知書・納付書のみとなっていますが、カード利用額が100万未満であればカード利用金額の上限までの支払いにしかならないので、支払う前にはカードの利用上限額を確認し、必要があれば限度額を上げて支払いをしてください。
カード会社によっては、一時的な上限額の引き上げをすぐに受け付けてくれるところもあるので、カード会社に確認をしてみてください。
ちなみに、ラグジュアリーカード(ブラックカード):年会費100,000円
こちらは安心の500万が限度額です。※個人差は多少ありますが…
ちなみに、支払い方法はインターネットからの支払いとなり、コンビニや金融機関の納税用紙を使ってクレジットカードで支払うことはできないので注意しましょう。
ビジネス用・法人用クレジットカード納税のメリットとデメリット
では、ビジネス用・法人用クレジットカード納税を行う上で重要となる、メリットとデメリットを見ていきましょう。メリットだけでなく、デメリットもしっかり確認し、ご自分で判断して使いましょう。
それでは、まずはデメリットから…さすが元営業www
クレジットカード納税のデメリット
税金をビジネス用・法人用クレジットカードで払うことでのデメリットを見てみましょう。ビジネス用・法人用クレジットカードで税金を支払うことによるデメリットをしっかり確認して比較していきましょう。
デメリットとして考えられるのは、手数料の部分です。
手数料としては、10,000円の支払いごとに73円(消費税別)が必要となります。
また、複数の税金をクレジットカードでまとめて支払う場合、1件の支払いごとに手数料が必要となります。
手数料として必要な金額について以下にまとめてみます。
- 1円~10,000円 73円(消費税込78円)
- 10,001円~20,000円 146円(消費税込157円)
- 20,001円~30,000円 219円(消費税込236円)
- 30,001円~40,000円 292円(消費税込315円)
- 40,001円~50,000円 365円(消費税込394円)
- 50,000円~60,001円 438円(消費税込473円)
以降、10,000円増える度に手数料73円(消費税別)が加算されていきます。
20,000円の税金と30,000円の税金をまとめて支払う場合は、手数料として、146円+219円の365円が別途必要となりますので、余分に税金を支払っている状態になります。
ビジネス用・法人用クレジットカード払いでポイントを獲得しても、手数料を取られてしまうのでは逆にマイナスになる場合もあります。
支払いに使うビジネス用・法人用クレジットカードのポイント還元率を確認し、ビジネス用・法人用クレジットカードで支払った際に得られるポイント数と支払う手数料を計算し、どちらがお得なのかを事前に確認しましょう。
クレジットカードで支払った際に得られるポイント数例
- 0.5%還元のクレジットカード…ポイント付与50円相当
- 1.0%還元のクレジットカード…ポイント付与100円相当
支払う税金の額によりますが、一般的には1.0%以上の還元率のクレジットカードであれば基本的に安心です。
クレジットカード納税のメリット
今度は税金をビジネス用・法人用クレジットカードで支払った時のメリットについて見ていきましょう。
クレジット払いをすることによる一番のメリットとしては、ビジネス用・法人用クレジットカードのポイントが付与されるということではないでしょうか。
税金を支払うことでその何%かがポイントとしてキャッシュバックされるので、節約にもつながりそのポイントでオフィス用品購入などに充当できます。
また、ビジネス用・法人用クレジットカードで支払うということで、現金をすぐに用意する必要もないため、手持ちの資金がないという人にとってもすぐに用意する必要がなく、翌月までに用意をすればいいという節約術もあります。
あまりおすすめはしませんが、分割払いやリボ払いなどもできるため、納付期限があるものや一括納税が基本なものなどでも、無理なく支払っていくことができます。
納税に使えるおすすめクレジットカード
ここからは納税に利用でき、かつポイント還元率の高いクレジットカードを紹介していきます。
年会費 | 1,250円+税 ※WEB申込みで初年度年会費無料 |
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追加年会費 | 1,250円+税 |
カード利用枠 | 公式サイト参照 |
ポイント還元率 | 0.5%~3.0% |
海外旅行傷害保険 | なし |
国内旅行傷害保険 | なし |
ショッピング補償 | 海外:最高100万円 |
概要 | JCBが発行する法人・個人事業主向けカードです。 経費の精算がスムーズになる他、ビジネスシーンにお得な機能が満載で、最大の特徴はカード利用額に応じて毎月利用額の一部がキャッシュバックされることです。 最大で3%も還元されるので経費削減に役立てれる1枚です。ETCも無料で発行できるので車での移動が多い企業には便利なカードとなります。 |
年会費 | 10,000円+税 ※WEB申込みで初年度年会費無料 |
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追加年会費 | 10,000円+税 |
カード利用枠 | 公式サイト参照 |
ポイント還元率 | 0.5%~3.0% |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング補償 | 海外・国内:最高500万円 |
概要 | JCBが発行する法人・個人事業主向けカードのハイグレードカードです。 一般カードと同様に利用額の3%が現金で還元されるキャッシュバック専門カードの高級カード!経費の精算がスムーズになる他、ゴールドカードの名にふさわしいビジネスシーンでお得な機能が満載です。 国内空港のラウンジを無料で利用でき、他海外・国内旅行保険が付帯されているので、出張が多い企業・事業主におすすめしたい1枚です。 |
年会費 | クラシック(一般)カード:1,250円+税 |
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カード利用枠 | クラシック(一般)カード:10万~80万円 |
ポイント還元率 | 0.5%~1.05% ※条件付き |
海外旅行傷害保険 | クラシック(一般)カード:最高2,000万円(利用付帯) |
国内旅行傷害保険 | クラシック(一般)カード:無し |
ショッピング補償 | クラシック(一般)カード:年間100万まで(海外のみ) |
概要 | カード初心者や個人事業主だけど業種的に経費があまり必要ない人向けの総合的に纏まった1枚かと思います。 僕は、経費が結構必要な業種のためこちらの限度額は少ないですが…ただ、トータル的には使いやすい法人用・ビジネス用クレジットカードかと思います。 |
年会費 | ゴールドカード:10,000円+税 |
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カード利用枠 | ゴールドカード:50万~200万円 |
ポイント還元率 | 0.5%~1.05%※条件付き |
海外旅行傷害保険 | ゴールドカード:最高5,000万円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | ゴールドカード:最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング補償 | ゴールドカード:年間300万まで(国内・海外) |
概要 | さすがゴールドという保障内容ではあります。 限度額もある程度余裕があり、個人的にもお勧めの1枚です。 ゴールドカードということもあり、特典として国内空港ラウンジが無料で使え出張前にゆったりとした時間をすごせたり、ポイント有効期限が3年だったり、VISA or MasterCardのゴールド特典としてMasterCardに限り「ダイニング BY 招待日和」が使えたりします。 |
年会費 | 50,000円+税 |
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カード利用枠 | 300万円程度 ※個人差があります |
ポイント還元率 | 0.5%~0.75% ※条件付き、ただし、他のプログラムとあわせると信じられないほどの還元率となる。 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円(自動付帯) |
ショッピング補償 | 年間300万まで(国内・海外) |
概要 | 『Mastercard Titanium card』は、ラグジュアリーカードの中ではいちばん年会費が安いプロパーカード。しかし、日本で初めて発行されたマスターカードの最高峰ブラックカード「ワールドエリート マスターカード(World Elite Mastercard)」です。 チタンは日本で最もコストパフォーマンスが高いマスターカードのブラックカードと言えるでしょう。機能面では上位2枚のラグジュアリーカード(BLACK/GOLD)と変わらない部分が多く、豪奢なライフスタイルを存分に味わえるようになっています。優秀なブラックカードのコンシェルジュを介してさまざまなサービスの相談・予約、サポートの依頼が可能です。 クオリティとサービスの幅は本当に広く、トラベル関連・ダイニング・エンタメ関係・ショッピングと多岐にわたります。 |
年会費 | 100,000円+税 |
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カード利用枠 | 500万円程度 ※個人差があります |
ポイント還元率 | 0.5%~1.00% ※条件付き、ただし、他のプログラムとあわせると信じられないほどの還元率となる。 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円(自動付帯) |
ショッピング補償 | 年間300万まで(国内・海外) |
概要 | 『Mastercard Black Card』は日本で申し込み可能な最高峰のラグジュアリーカードです。 マットブラックの金属製のカード券面が示すとおり、国際ブランドマスターカードのブラックカードです。本場アメリカでも選ばれたセレブのためにのみ発行されるステータスカードです。 国際線手荷物宅配無料サービスや空港ラウンジのプライオリティ・パス、最高1億円の国内・海外旅行保険が付帯します。「Mastercard Black Card」は日本で初めてプライスレスの体験を提供することに特化したクレジットカード。 特典も日本を代表する一流レストランや予約困難な名店で席が確保できる「Luxury Table」、 23区内のレストランまでリムジンで送迎する「Luxury Limousine」サービスなど特別な体験を提供します。 お金で買えない価値がある、買えるものはワールドエリート マスターカード(World Elite Mastercard)です。 |
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以上になります。
どうせ支払う必要がある税金もお得にビジネス用・法人用クレジットカードで支払いポイントやキャッシュバックで必要な物を購入してみては?資金を手元に用意するなどの手間も省けますよ。